口腔がん検査
口腔がんは世界の先進国の中で、唯一日本だけ患者数が増加し続けている病気です。
口腔がんにかかると死亡率は46.1%(欧米では19.1%)と治すのが難しくなります。
欧米と同じ比率の患者数になれば年間5000人の命が救われることになります。
口腔がんは命にかかわるだけでなく、手術などを行えば顔貌にも大きな影響を及ぼし、食事や会話などにも影響を与えてしまいます。
そうならないために、またなってしまっても早期に発見できれば最小限の治療で留めることができるのです。
口の中は他の臓器と違って見えるところなので、少しでも異常があったり口内炎などが治りにくいなどの症状があるときなどは、
その部位に特殊な光を当てて撮影するだけで検査診断ができるため、がんの診断を素早く行うことができます。
ベルスコープという特殊な光を当てて診断する方法は県内ではまだ2件しか実施していません。
診断をされる先生も日本口腔外科学会が認定した口腔外科の専門医が行いますので早期に発見することができます。
体の健康診断と同じで口腔内もしっかりと健康診断を行ってみませんか?

口腔内細菌検査
口の中には数百種類もの細菌がいると言われています。
人は無菌の状態で生まれてきますが出産時とその後の食生活や人や動物などとの接触で身体に細菌が取り込まれます。
赤ちゃんは身近にいる人が口の中に入れたものを使ったり与えたりすることによって感染します。
1度感染すると完全に除菌することは出来ないので一生付き合うことになります。
口腔内の細菌感染を予防するには3歳くらいまでは赤ちゃんに与える食事の箸やスプーンなどを分けて使うことをお勧めします。
それでも完全に感染予防をすることは困難ですがリスクを減らすことは出来ます。
歯周病の治療を行う場合は歯石除去を行う前に顕微鏡を使って口腔内細菌の検査をします。
顕微鏡検査の結果歯周病菌が多い場合は抗生剤などを使って菌の数を減らし歯石除去を行う方が効果があります。

位相差顕微鏡
口の中のプラーク(歯垢)を採取して顕微鏡で拡大したものをモニターで見ることができます

治療前

治療後
投薬や歯石除去ブラッシングなどを行っても歯周病の進行を抑えることが難しい場合、
遺伝子レベルでの検査(PCR)で調べてもらうと顕微鏡では見えない菌が分かります。
菌の把握ができればそれにそった薬を使ったり、毎月のお掃除などを繰り返してコントロールしていきます。
ご自分で歯磨きやいろいろな薬を使っても歯茎の状態が良くならない … という方にはぜひこの検査をお勧めします。
検査方法は簡単で当医院で歯ぐきからの浸出液を採取して検査機関に出すと2~3日で検査結果がメールで送られてきます。
口臭測定
口臭に対する悩みを持っている方は大変多いのですが、口臭がない方はいません。
ただ、自分の口臭を予防することはエチケットの1つとして大変重要になっています。
人に不快な思いをさせないためにも自分の口臭の原因を探り改善していくことはとても大切です。
一口に口臭といっても、その原因はさまざまです。大きく分けると、次のような種類があります。
- 生理的口臭 → 誰にでもあるものです。
- 病的口臭 → 口の中から出るもの、体の中から出るもの。
- 外因的口臭 → 食事などの内容で出るもの。
口臭の原因によって、治療方法は異なります。
- 口の中から出るものは歯周病・ムシ歯・詰め物の不良・唾液の減少。
- 口腔粘膜の炎症・舌苔 などで歯科医院での専門的な治療が必要です。
- 口腔外が原因の場合 呼吸器系疾患・内臓疾患・サプリメントの服用などがありますが、
呼吸器疾患や内臓疾患が疑われるときは病院の受診をお勧めします。
これらを診断するために”オーラルクロマ”という口臭測定器を使用します。
オーラルクロマは口臭成分のガスを測定し種類や濃度の違いで原因を診断し突き止めることができます。
検査方法は簡単でシリンジで口の中のガスを1分間採取してオーラルクロマにかけるだけです。
約4分ほどで分析がおわり結果が分かります。

オーラルクロマ(口臭測定器)
唾液によるストレス検査
モニターで唾液中のアミラーゼを計測することにより、ストレスチェックを行うことが出来ます。
ストレスを感じると交感神経が興奮して唾液アミラーゼ活性が高まります。
この唾液アミラーゼを計測してストレス度を測ります。
また、STMと言う計測器を使って6項目に及ぶ口腔内の健康に関する検査も行っています。
STMとは(多項目・短時間唾液検査システム)で唾液採取から検査結果が出るまで5分程度なので時間もかかりません。
この検査で分かることは、
1. 歯の健康に関する項目
むし歯菌 むし歯菌が多いと歯垢が付着しやすい
酸性度 歯の酸性度が高くなるとエナメル質などの歯質が脱灰しやすい
緩衝能 唾液には酸を中和する機能があり働きが弱いと歯が脱灰しやすい
2. 歯ぐきの健康に関する項目
白血球 歯と歯茎の間で細菌や異物が増加すると防御作用により白血球が増加する
タンパク質 口腔内細菌や歯と歯茎の間にあるバイオフィルムの影響により唾液中のタンパク質が多くなる


骨密度の測定
パノラマ画像により顎骨から骨密度を測定することが出来ます。
骨密度が低いと診断された場合は整形外科などの受診と紹介状をお出ししています。

骨密度検査
咬合圧測定
咬合力は全部の歯がありしっかり咬める方で自分の体重の約10倍の力を持っています。
片噛みしていないか、十分な力で噛めているか両方でバランスよく咬めているか・・などを検査します。

咬合圧測定器
平衡バランス測定
歯が抜けたままにしていたり歯周病やムシ歯などで噛めなかったり噛み合わせが悪くなったままにしていると
体の軸がずれて平衡バランスも崩れてきます。
それが原因で頭痛や肩こりなど様々なトラブルをおこすこともあります。
そのため、当院では平衡バランス測定を行い、お口の状態と体のバランスの関係を確認することができます。

平衡バランス測定器



